夜のおくりびと・・・

遺体搬送屋の独り言

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小さな命

書くのがあまりにも辛い出来事だったので、しばらく前の事になるが

生後間もない赤ちゃんの処置を行った。

依頼がきた時には何とも言えない、辛く重たい気持ちが頭を駆け巡った・・


それでも気持ちを入れ替え、準備を行いご自宅へ向かった。

ご自宅へ到着し玄関へ向かう際に、一度深く呼吸を整えてからインターホンを鳴らした。


インターホン越しに返事は無かったが、奥からの人影が見えた。

ご両親のお母様(御祖母様)であった。


神妙な面持ちで挨拶をする私に、小さな声で一言

「宜しくお願い致します。」と、とても丁寧に迎えて下さった。


ご安置している場所へ案内して頂くと、

とても小さく、とても可愛らしい絵柄の布団が目に入った・・

それを見た瞬間、とてつもなく心がぎゅっと強く締め付けられた。


その横には、憔悴しきったであろう母親のずっと添い寝をしている姿が・・・

その肩にそっと手を置かれている、同じく憔悴しきった旦那様・・

とても正視していられるものではなかった・・・


子供を授かった事の喜び、これからの成長を楽しみにしていたであろう矢先の出来事。

それを物語るかのように、ベビー服やベビーグッズがいくつも並べられていた・・



処置を終えた私に、ご両親はとても丁寧にお礼を言って下さった。

その姿にただただ、深く頭を下げることしか出来なかった。



とても深い悲しみの中、それをこれから乗り越えて行かなければならないご家族・・・



だがその一方では、連日TVニュースで報道されている「本当の親の手」による幼児虐待・・

抵抗出来ない幼児を、さらには死に至らしめ、その死体を遺棄するなど・・・

とても信じられないような事件が起こっている。

生きることを親の手により閉ざされた【小さな命】・・

どのような事情があるにせよ、許される行為ではない。

そんなニュースが流れる度に、強い憤りを感じる・・



生きたくても生きられなかった【小さな命】・・

そんな【小さな命】の為、

その悲しみの中にいるご家族の為にも、

心からこのような事件は無くなって欲しいと切に願うのである。

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