夜のおくりびと・・・

遺体搬送屋の独り言

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

温もり

つい最近のことだが、ご遺族の言葉でとても考えさせられることがあった。


いつものように病院へお迎えにあがり、ご自宅へ搬送した時のこと・・・

故人様をお部屋へご安置し、

「それではこれからドライアイスの処置をさせて頂きます。」

と私が準備をしていると、ご遺族(故人の奥様)が

「ドライアイスは必要ありません。」と・・・

「しかし、ご葬儀までにまだ日がございますし、このままですとお身体の状態が・・」

と言いかけた私に

「これ以上寒い思いをさせたくないんです。生前とても寒がりでしたし・・」

「家に帰った時くらいは暖かくしてあげたい・・」

「それに身体が痛むことより何より、お別れまでの残り僅かな時間ですが、主人の【温もり】
を感じたいので・・」


その言葉を聞いた時、とても衝撃を受けた。

と共に、流れ作業的になっていた自分自身への浅はかさ、遺族の想いを汲み取れなかった

後悔が頭の中を駆け巡った。




ご遺体と接する者の一人として、お身体の状態だけを優先するのではなく、

ご遺族の想い、故人の想いを・・もっともっと理解し、本当に【温もり】のある

旅立ちのお手伝いをしなければと、心から思った一日だった。

ame.jpg









お仕事 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<My Stove | ホーム | 天敵>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。