夜のおくりびと・・・

遺体搬送屋の独り言

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おくりびと・・・(汗)

これを読んで下さっている皆様の中にも、映画おくりびと」をご覧になった方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。その映画で一躍存在を知られるようになったのが納棺師と言うお仕事です。今日はその納棺師」(汗)、とまではいきませんが本日、あるご当家の故人様をご自宅へお送りしてからの出来事を少し書こうと思います。

今日は出勤時から慌しく立て続けに搬送が重なり、通常は万全を期して二人でお迎えにあがるのですが、この度は私一人でのお迎えとなりました。いつにも増して慎重にストレッチャーを操作し、故人様を無事に寝台車までお連れする事が出来ました。ご自宅へのご搬送と言う事で寝台車には故人様のご長男様(喪主様)がご一緒に乗っていかれる事となりました。ご自宅までのご搬送中、喪主様のお話によると、亡くなられたお父様は長く入院生活をされていたとの事で、そのままのパジャマ姿にしておくのは忍びない、せめて気に入っていた着物を着させてあげて欲しいとの事で、ご自宅へ到着した際にも、喪主様の奥様やその娘さん達なども強く希望されていました。もちろん私は快くお受けさせて頂きましたが、ただご遺族の皆様に映画「おくりびと」の影響があってはいけないので(汗)、「あくまでも私はご搬送のみを担当させて頂いておりまして、納棺師の資格はございません。しかし精一杯ご協力させて頂きます。」とご遺族の方にご了承を得ました。そして私の提案で「それではご家族の皆様もご一緒にお着替えをお手伝い頂けませんか?その方が故人様も大変喜ばれると思います。」それにはご遺族の皆様も深く同意して下さって「おじいちゃん気に入ってた着物に着替えような」「やっぱりお父さん、この着物が似合うわ」「お父さん、綺麗に着せ替えてもらって良かったなぁ」など皆様目にいっぱいの涙を浮かべながらも笑顔で優しく語りかけながら無事に故人様のお着替えを終えることが出来ました。和やかな雰囲気の中、ご家族の皆様に着替えさせて頂いて、故人様もとても喜んでおられる事と思います。ご家族の皆様には大変ご満足頂け安心致しましたが、それ以上に私の方こそ、とても心和やかに、とても心温かにして頂く事が出来ました。

映画「おくりびと」のような崇高で完璧なものでは無かったかもしれませんが、私はこういう形があっても良いのではと思います。

皆様はどう思われますか?



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