夜のおくりびと・・・

遺体搬送屋の独り言

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偏見

日本ではまだまだ、遺体や死に関わる仕事に対して偏見を持っている人がいる。

少なからず私はこの仕事に対して【誇り】を持ってやっているのだが・・・


この間から搬送業務に加わってくれているK君以外にもう一人、信頼のおける友人のO君

に声をかけていたのだが、自分の親、それに自身の奥さんに猛烈に反対されたらしい・・・

本人は、「大変だけどやりがいのある仕事なのでお願いしたい」とのことだったのだが・・・


親からは

「確かにこの不景気で良い仕事が無いのも分かるけど、何も死体を扱う仕事などしなくても・・」

「死体を扱う仕事で食べてます、なんて周りに言える??」

奥さんに関しては

泣きながら「そんな仕事なんてやめて」と言われたそうだ。

O君は本当に申し訳なさそうに「家族の同意が得られないままでは出来ないので・・」

「本当にすいません・・」と丁重に断りの電話を入れてくれた。



本当に仕方の無いことなのだが、電話を切った後、何故かとても辛くなった。

そう言えば、映画「おくりびと」でもそんなシーンがあったなぁ・・

友人に「もっとましな仕事を選べ」と言われたり、

ご遺族に「お前ら死体で食ってんだろう!」と罵られたり

さらには奥さんにも

「触らないで!汚らわしい!!」と言われたりと・・・

映画で見た時にはそこまで感じなかったのだが実際、

自分の周りでこう言う事があるとやはり辛い。



しかし、この仕事は絶対に「誰かがやらねばならない仕事」であるし、

それにより、遺族の方の悲しみを少しでも和らげる事が出来ると信じている。

本当に心から、涙ながらに「ありがとう」と言ってもらえる仕事は

他にはなかなか無いとも思っている。




もちろん、人それぞれにその人の考えや価値観の違いもある。

でも人はどうであれ、自分の信じた道であることに違いは無い。

私はこれからも関わったご遺族の方たちの「ありがとう」を胸に

今日も【誇り】を持ってこの道を進んで行こうと思う。

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