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夜のおくりびと・・・

遺体搬送屋の独り言

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最後に話したこと

楽しかった忘年会も終わり、相変わらずバタバタしていた私だが
そんな折、某警察署からの搬送依頼が入った。
最近増えてきている【孤独死】であった。
発見までに1週間が経過しており腐乱状態が酷いとの事だった。
私は遺体搬送用の緊急用パウチと棺を用意し、早速お迎えに伺った。

警察署の前ではすでにご遺族の方々が待っておられ、
ご挨拶も早々に、刑事さんと共に霊安室へ向った。
「この時期(寒い時期)ですが、思ったより腐乱が進行してるんで・・」
寝台車を降り、棺を下ろしていると刑事さんが声を掛けてくれた。

「はい・・・」
と私が答えると同時に、刑事さんが霊安室のドアを開けた。
私も幾度と無く経験している独特の匂いがあたりに充満した。
(あ~これはかなりきてるな~・・)
この匂いだけは中々、慣れようにも慣れない・・・
しかし、いつまでも躊躇している訳にもいかない。
「よし!」と心の中で気合を入れ直し、霊安室へ入った。

ステンレス製のような台の上に故人様は横たわっていた。
検死の為だろう、衣服は身に付けていなく、透明のパウチで覆われていた。

・・・続く

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