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夜のおくりびと・・・

遺体搬送屋の独り言

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屋根裏での格闘#2

いよいよ、屋根裏へ続く細い階段を上って行くと

まずはその広さに驚いた!!(3人とも唖然・・)

作りつけの階段だったので、下から見る限りは少々荷物を収納出来るくらいの

スペースだと思っていたのだが・・・

優に30畳程はあるかと思われるスペースに荷物や埃が満載・・・

さらに追い討ちをかけるかのごとく平面なスペースでは無く・・

階段が2つあり、段差によって仕切られている。

大量の衣類、新聞、生活雑貨、農業用品等・・・


そしてネズミがいた為だろう、大量の糞・・新聞紙や雑誌類はかじられボロボロ・・・

あたりに散乱している。

意気込んで上ってはみたものの、しばらく愕然としていた私達であった・・・



しかし、いつまでも途方に暮れている訳にはいかない。

気合を入れなおし、作業開始。

まずは衣類などを梱包しながら、二手に分かれ搬出していく。

大きさを適度にしないと、細い階段を下りれない。

何度も何度も、小分けにしながら作業を続ける。

屋根裏と言うこともあり暑さはハンパなく、容赦無く体力を奪われる。

汗は滝のように流れ、荷物をかき集める度に埃が大量に巻き上がる。

マスクを着用しているのだが、自分の汗でビショビショになり呼吸もままならない・・・


何とか上がってすぐのスペースが落ち着き、いよいよ一つ目の段上へ・・

ここも大量の新聞紙にネズミの糞、そして衣類。

ここのスペースは頭上が狭く、中腰での作業。そして仕切られているせいもあり

異様に暗く息苦しい・・・

その狭いスペースで埃が舞うのだから堪らない・・・

ここは3人で交代しながら作業を進めた。


そして最後の難関である2つ目の階段上へ・・

ここはスペースも広く作業はし易いのだが、これまた大量の荷物が・・・

そして目を疑ったのが、随分と前のものであろうブラウン管のテレビと

これまた昔の異様に大きな暖房器・・・

しかもデカイ・・さらには2つとも木枠の箱に収められている・・・

運び出すこと以前に、「どうやってここへ運んだんだろう??」と

皆で首を傾げる。??

だが、そんな事を考えても仕方がない(いつもの事だが・・笑)

のでまずは木枠を道具で解体。なるべく運び出し易いようにする。

それでもさすがブラウン管。異様に重い・・・

何とか3人で力を合わせ2つとも搬出成功。


その後も梅干の入ったこれまた大量の瓶や小豆の入ったケース等、

心を【無】にしながら作業を進めた。

そうこうするうちにやっと、すべての搬出を終えた。

後は、埃や新聞の切れ端などの清掃だ。

手でかき集めれるものをまとめていると・・・

「ん??」・・・

よく見てみるとネズミのミイラだ・・・・・(驚)!!


幾度の難関を超え、やっと作業は終了へ。

驚きついでだが、1階の荷物よりも屋根裏の荷物やゴミの方が倍以上多かった!!


暑さ、誇り、糞等・・大変な作業ではあったが、師匠と共に久しぶりに作業が出来た事、

休憩中、色々と話が出来た事、そして何よりお客様に喜んで頂けたこと。

さらには3人で力を合わせ、この難関?を無事乗り越えられた事で、

私達の心はとても爽やかだった。



ただ、私達自身は埃まみれ、汗まみれ、泥まみれでかなりの異臭を漂わせ、

爽やかには程遠かっただろうが・・・


師匠に挨拶をすませ、またの再会を約束し、私達は帰途についた。




追伸・・・


帰途の途中、私達「汚れ3人組」が寄ったコンビニで、

他のお客や店員に異臭を振りまいてしまい、異様な目で見られる事になろうとは

まだこの時、誰も気付いていなかった・・・・・(笑)

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屋根裏での格闘

師匠と久しぶりの遺品整理の仕事の日。

天気は恨めしい程、晴天・・さらに異様に暑い・・・。

しかし久しぶりに会える事もあり、待ち合わせの30分程前に現場に到着。

コーヒーを飲みながらこれからの格闘に控えた。



久しぶりの再開に師匠、私も笑顔で挨拶。元気そうで何よりだ!

しかし、懐かしがってばかりもいられない。挨拶もそこそこに早速、段取りの打ち合わせ。

本日のメンバーは師匠、私、几帳面なTさん、若さ炸裂、K君の精鋭4名?!(笑)

現場はかなり築年数がたっている平屋、そして隣には倉庫。

まずは倉庫内を確認。その後、家の中へ・・

リフォームしている為か、思ったより作業もしやすそうだ。

(しかし・・その後、屋根裏に続く階段の上に想像を絶する光景が広がっていようとは・・)



まずはご遺族の指定頂いた遺品、貴重品などを梱包していく。

他の荷物に紛れないように細心の注意しながら探して行く。


その後、皆で手分けし各々の場所を慎重かつ丁寧に作業していく。

まだ、指定頂いた遺品以外にも大事な物が紛れている可能性があるからだ。


あっと言う間に一便目のトラックの荷台は満載に・・

さすがに皆手馴れているだけに、どんどんと作業がはかどる。

平屋の部屋の中は午前中のうちに、ほぼ空っぽに。


この時点で皆の作業服はすでに、水を頭からかぶったようにビシャビシャ・・・

師匠の用意してくれた冷た~いお茶やスポーツドリンクが本当にありがたい。


小休止した後、いよいよ屋根裏へ続く細い階段へ・・・

そこで師匠以外の私達3人は、しばらく呆然とする事になる・・・


続く・・・

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師匠との再会

近く、私の【遺品整理】の師匠とも言える方と一緒に、

約1年ぶりにお仕事をさせて頂ける事となった。

「また、是非一緒に仕事させて下さい。」

と言う私の言葉を覚えていてくれたのだ!


丁度1年前も夏で、本当に暑い時であった。

フラフラになりながらも頑張ったのが、昨日の事の様である。


師匠は慣れていない私にやさしく声をかけてくれたり、

この仕事の事について、本当に色々と分かり易く教えてくれた。

師匠の奥さんは冷たいお茶やスポーツドリンク、おにぎりなどを

振舞ってくれ、こんな私に本当に気を使って頂いた。

この師匠や奥さんがいたから、私もこの仕事を続けることが出来ているし、

この仕事を誇りに思っている。



その後も電話でのやりとり等で、仕事での色々な悩みなどを聞いて頂いたものだ。

今回の【遺品整理】も、この連日の暑さで、作業はかなり過酷なものになるだろう。



しかし、それでもどこか楽しみにしている自分がいる・・。

久しぶりに師匠と会い、一緒に仕事をさせて貰えることで

もう一度、【初心】に戻れる自分が必ずあるはずだから・・・。


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特殊清掃・・・ユニットバスでの格闘#2

ドア周りを注意深く確認しながらドアを開けると、さらなる腐乱臭が鼻をついてきた・・・

ユニットバスのドア付近には、蛆から孵化したであろう小さなハエが飛び回っていた。

天井や排水溝には蛆がびっしりと這っている・・

「ふぅ~っ」と一つ深い溜息をつき、いよいよ意を決して浴槽を覗く。

血液と腐乱液が凝固したであろう、【それ】は浴槽の底を埋め尽くしていた・・


各箇所をくまなくチェックした後、依頼者である管理会社の担当の方へ連絡。

状況と見積もり額を伝え、作業確認書へサインをして頂き早速作業へ取り掛かった。


まずは蛆やハエとの格闘からである。

作業内容を詳しくは書かないが、これがかなり苦戦する・・

目に見える範囲のものの後は、排水溝やトイレのタンク内である。

ここにもまだ卵の状態のものなどや、すでに孵化しているものなどが・・・

7月と言うこともありエアコンの無い室内は尋常ではない暑さ・・・

汗はひっきりなしに額を流れ、すでに体中汗まみれである。

途中、ベランダに出て外の空気を吸い、水分補給をしながらの格闘は続いた。


そしていよいよ浴槽内との格闘へ・・

特殊洗剤で溶かしながらの作業・・・溶かす度に臭いもリアルに立ち上ってくる。

心を【無】にしながら、解けた【それ】を給水ペーパーで拭き取って行く。

【それ】の塊の中には驚くべきものが!!(あえて何かは書かない・・)

溶かしては拭き取るを何度も何度も繰り返し、ようやく浴槽の底が見えてきた。

長時間そこへあった為だろう、すでに変色している箇所もあったが、私を苦しめた

【それ】はその後、ようやく消えた。


浴槽用の洗剤にてユニットバス全体をもう一度よく洗った後は、オゾン装置である。

通常よりレベルを上げ設置し、浴槽付近を中心にスイッチON。

その間、部屋には居れないので玄関を施錠し、しばらくの休憩。

自動販売機で買った冷たいスポーツドリンクを飲みながら、

今日の格闘への達成感を一人感じていた。

(自分に付いた腐乱臭と汗臭さも感じながらだが・・)


最後は消臭・消毒剤の散布である。

ここまで来れば作業完了も近い。

これも浴槽を中心に、部屋の隅々まで十分に散布する。

今までの"どんより"とした空気が変わっていくのを感じながら・・



管理会社の方に部屋の最終確認、作業完了確認書にサインをもらい

ようやく「ユニットバスとの格闘」も終わりを告げた。


管理会社の方も安心したのか、色々と話をしてくれた。

最初に現場に入った時の臭いに悶絶したこと、そして【それ】を見た時の衝撃、

その後3日くらい気分が優れず食欲も無かったこと等・・


でも綺麗になった現場を見て安心してくれたのか、

「ありがとうございました!本当に助かりました!!」と

固まっていたそれまでの表情に少し笑顔が戻り、その場を去っていった。

その笑顔で私も心を救われた感じがした。



家路に着き、【ユニットバスでの格闘】の達成感を感じながら・・・

今日は大好きな【ジン】をいつもより多めに飲った。



<*注意!!衝撃的な画像ですので、ご自分の責任にてクリックして下さい>

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特殊清掃・・・ユニットバスでの格闘#1

「お忙しいところすいません・・特殊な清掃を請け負って頂けるとお聞きしたのですが・・」

お昼を少し過ぎた頃に、その電話は鳴った。

「はい。大丈夫ですが、どういった状態でしょう?」

その電話は管理会社の女性の方からで、オーナーからの連絡後、

その現場を確認したらしいのだが・・・

不安そうな声からも、その凄惨さは感じとれた。

「・・特にお風呂が酷いのですが・・血と言うか・・・とにかく臭いも酷くて・・」

それから暫くは気分が悪く、食事も喉を通らなかったらしい。

「・・・清掃して頂くことは可能でしょうか・・・?」


話を聞くと、オーナーからは詳しくは教えてもらえなかったらしいが、

その現場は学生用アパートの一室で、たぶん自殺だろうとの事だった。

発見が遅かったこと、またこの時期と言うこともあり、遺体もかなりの腐乱を

していたと推測される。

管理会社の方も確認したのは、その後3週間程経ってからのことらしく、

そのことからも作業は過酷になることを予想された。

血や腐乱液などは一度凝固してしまうと簡単には落ちないのだ・・。


現場確認の為、早速電話を頂いた管理会社へ赴き挨拶も早々に

鍵を預かり現場へ向かった。


現場は住宅街の入り組んだ中にあり、管理会社の方のお話通り

学生さん達の自転車やバイクなどがたくさん並んでいた。


あまり目立たないようにそそくさと部屋の前まで移動。

まずは深呼吸を一つ・・

そして【お清めの塩】を自分へ、そして玄関先へ・・・


念の為インターホンを押すが、当然ブレーカーが下りているので反応せず・・

そこで意を決して預かった鍵にて開錠。

手を合わせて、一礼をした後、ノックをして「失礼しまーす・・」

と声をかけるが、これも反応無し。(当たり前か・・)

すぐにはドアを全開にはせず、少しだけ隙間から様子を伺う。

中からはやはり、かなりの腐乱臭が・・・・・


隙間から中を見回し、ドアを全開にしても異常が無いことを確認して、

(いきなり全開にすると思わぬ事態に遭遇する可能性がある為だ)

いよいよ現場へと踏み込んだ。


中に入りマスクを装着し、いよいよ肝心のユニットバスへ・・・



続く・・・


<*注意!!衝撃的な画像ですので、ご自分の責任にてクリックして下さい>

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